新庄剛志さんが日ハムの監督に就任しました!日ハムファンだけじゃなくこれを聞いて歓喜した阪神ファンの人も多いはずです。
現役の時には敬遠球をヒットにしたり、札幌ドームの天井から降りてくるという新庄劇場をしていただけに監督でも「何かしてくれそう」と期待できますね!
実は数々のパフォーマンスは思いつきではなく、自身の計算の元にありました。
今日は新庄剛志の著書「もう一度、プロ野球選手になる」「ドリーミングベイビー」の中から監督になったらしてくれそうなことを分析したいと思います。
監督就任以前に書かれたこの2冊ですが今読むとさらに面白いです!
これから色んなことを仕掛けてくると思いますが、この2冊を読むと「この仕掛けの裏にはこういった計算が隠されているんだな!」と読み解くことができるでしょう!
新庄さんが世代じゃなくてイマイチどんな人かわからないという人も、昔からの新庄ファンの人にもオススメの本です。
計算されたパフォーマンス
2020年に執筆された「もう一度、プロ野球選手になる」の中で日ハム時代のことについて書かれていました。
当時の日ハムは弱小チームでなんとかして優勝できるチームにしたいという思いからチームメイトの意識を変えていくようになりました。
当時、パリーグはセリーグに比べて客足も悪くファンの人にたくさん足を運んでもらえる必要がありました。
そこでチームのメインキャラクターである選手をプロデュースしてファンをたくさん呼び、注目される中で試合をできる喜びをみんなに伝えたのです。
先日では、ファン投票によるスタメンオーダーを作るとも言っていました。
たまにファンが選ぶスタメン試合を検討しています
その時はよろしくお願いします。— 新庄剛志 (@shinjo_freedom) October 30, 2021
これって無茶苦茶に聞こえるかもしれませんが、ファン投票で選ばれた選手は嬉しくてなんとしてでも結果を残してやろうと思うと思うんです。そんなプレッシャーに勝てる選手が出てくれば強いチームになりますね。
チームの雰囲気はどうなるか?
著書「ドリーミングベイビー」の中で自身が現役時代に監督を務めていた藤田監督と野村監督について言及しています。
40ページ頃では藤田監督には頭ごなしに怒られたことや足首を痛めているのに長時間正座をさせられたことを不服に思っています。
一方で野村監督には自身の人間性を理解してくれて野村監督の言葉で力を発揮できるようになったと言っています。
メジャーを経験した際にはミーティング中に選手が地べたに座り込んでいたり、監督と選手が真剣な話をしている中に別の選手が笑いながら間を通り抜けていくというおおらかな雰囲気が性にあっていたとも書かれています。
これらの経験から監督になればチームの雰囲気はガラッと変わることが予想できます。
選手が練習中に新庄さんがアイスを食べているシーンや選手と談笑しているシーンが見られることもあるかもしれません。また、表面上の技術力だけでなく選手の人間性や性格を活かす起用をしてくれそうです。
タイガースへの想い
著書「ドリーミングベイビー」の中でお世話になったタイガースのことは気になると語っています。
実際に日ハム現役時代も阪神との交流戦の時にシートノックで阪神のユニフォームを着るというパフォーマンスも見せました。2022年の交流戦で日ハムと甲子園で対戦する時何かやってくれそうで期待ですね。
守備に対しての絶対的な自信
新庄さんは外野の守備に対して絶対的な自信を持っていました。打撃では劣っているかもしれないがメジャーでも自分の守備力は他の選手と比べても引けを取らないと言っていました。
そんな新庄さんだから外野手の守備に対して熱い指導が入ることは間違い無いでしょう。キャッチング、スローイング、打球を追いかける際の挙動などを指導することで外野の守備力が上がることは間違いありません。
逆に自分が自信のない分野に対しては一流のコーチに任せると行ったことをするでしょう。指揮官としてどのようなチーム運びをするのかも見どころです。
まとめ
まとめ
- 選手の力を上げてくれるパフォーマンスをしてくれそう
- チームの雰囲気もどの球団にもないような明るい雰囲気になりそう
- 他の球団にはないようなルールが作られそう
- 阪神との交流戦は注目
- 外野の守備力が強化される
最後になりましたが、著書「ドリーミングベイビー」の中で69ページ頃では阪神ファンは世界一だと語っています。自身が応援をボイコットされた経験から調子が悪い時でも懸命に応援してくれるのが最高のファンだと書かれています。
僕はこの一文に胸が刺さりました。
「もう一度、プロ野球選手になる」「ドリーミングベイビー」は日ハムの監督になる以前に書かれた本だからこそ今読むと大変面白いです。
あの時、あんなことを考えていたし、今監督をしたらあんなことをしてくれるかもしれないと読みどころが満載です。
また何よりも新庄さんの本は読んでいてとてもポジティブな気持ちにさせてくれます。まだ読まれてない方、オススメです。